はじめに
新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)は、非課税で資産を増やせる魅力的な制度ですが、「どれくらいの金額を積み立てるべきか?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、無理なく続けられる金額で始めることが最も重要です。
とはいえ、具体的な目安が欲しい人も多いと思うので、収入や貯蓄割合を基に考え方を解説していきます。
収入と貯蓄のバランスから考える積立額
毎月の積立額を決める際に注意したいのは、「手取り収入の何%を投資に回せるか」です。
目安となる積立額のシミュレーション
手取り収入 | 生活費 (60%) | 貯蓄 (20%) | 新NISA(投資) (10~20%) |
---|---|---|---|
20万円 | 12万円 | 4万円 | 2万~4万円 |
30万円 | 18万円 | 6万円 | 3万円~6万円 |
40万円 | 24万円 | 8万円 | 4万円~8万円 |
*生活費や貯蓄割合は一般的な目安であり、状況に応じて調整が必要です。
たとえば、手取り月収20万円のなら、毎月2万円~4万円が現実的な積立額と考えられます。
もちろん、投資に回す比率は人それぞれなので、無理のない範囲で決めましょう。
積立額の決め方:3つのポイント
① 生活防衛資金を確保する
投資は長期で続けることが重要です。
急な出費に対応できるように、最低でも3~6ヶ月分の生活費は現金で確保しておきましょう。
② 継続できる額に設定する
短期間で無理な積立をすると、生活費が圧迫されて投資をやめてしまうリスクがあります。
最初は少額から始め、慣れたら増額するのがベストです。
③ 新NISAの年間上限額を意識する
新NISAでは
- つみたて投資枠:年間120万円(月10万円)
- 成長投資枠:年間240万円(月20万円)
の投資が可能です。
フル活用できれば理想ですが、まずは無理なく始められる額から積み立てて、余裕ができたら増額するのが賢い戦略です。
具体的な投資商品の選び方
新NISAでの積立先として「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」が人気です。
これらの投資信託は、
- 低コスト(信託報酬が安い)
- 長期投資向けで分散が効いている
- 実績がある
といったメリットがあり、初心者でも安心して積み立てられます。
証券口座の開設をしよう
新NISAを始めるには、対応する証券会社で口座開設が必要です。
初心者におすすめなのは
⇒楽天証券(使いやすいスマホアプリ&楽天ポイントが貯まる)
⇒SBI証券(取り扱い商品が豊富&定番のネット証券
どちらもNISAに強く、長期投資に適した環境が整っています。
まとめ
新NISAは、長期で資産形成をするための制度です。
焦らず、自分に合った積立額を設定して、コツコツと続けていきましょう。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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