【後編】”新NISA”と”固定費削減”で老後に備える!40代からの資産運用と支出管理法ーお金の話ー

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お金の話
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こんばんは。

真面目な昨日の話の続き【後編】です!

【前編】をみていない人は、こちらから見られます。

5.生活防衛資金の確保と現金の重要性

今回は、現金の管理と「生活防衛資金」についてお話します。

資産運用をしていると、全てのお金を投資に回してしまいがちですが私はこれが危険だと感じています。

投資はリスクが伴うため、ある程度の現金を手元に確保しておく必要があります。

その危険性に気付いた私は、今では3ヶ月分の生活費を目安に「生活防衛資金」を確保しています。

過去に私自身、投資に全振りしていたのですが、今年「全米株式インデックスファンド」の一部をいったん取り崩し、その分を「生活防衛資金」として預金口座に移しました。

突発的な何かがおこるまで、それは現金でよけておくお金です。普段使いではありません。

私の理想は1年間生活できる分の現金を預金に置いておく事ですが、まだその段階には達していません。

投資と同時に少しずつ進めている所です。

このお金は緊急時に使うためのもので、日常の支出には使わないお金です。

生活防衛資金の確保は、リスク管理の一貫として非常に重要です。

緊急時とは、特に突発的な医療費や、突然の解雇、突然の身内の介護などのために休職など、予期せぬ支出に備える為に、手元にある程度の現金を残しておく事を推奨します。

予期せぬ事態になってから、新NISAを売って現金にすればいいじゃないかと思う方も居るかも知れませんが、それはおすすめ出来ません。

なぜなら、いざその時になって、もし暴落タイミングだったら?

「マイナスのまま売ることになってしまう」というデメリットがあります。

さらに言うと

投資信託は売ってすぐに現金化できるものではありません。

売却が確定(約定)してから、現金化して手に入るまでに少なくとも1週間~10日営業後、場合によっては2週間ほど後になります。

これらは、とてもリスクになると思いませんか?

だからこそ、そこだけはないように、「いざという時の生活防衛資金」だけは「現金」の形でよけておくことを、強くおすすめします。

投資はあくまでも、余剰資金で取り組むべきものです。

6.スマホできるシンプル家計管理

次に、家計管理についてお話しようと思います。

私は「家計簿を毎日付ける」ことができる性格ではありません。

しかし何にいくら使っているのかを明確に把握しないと、家計管理など出来ないのです。

そのため私は「Money Forward Me」というアプリを使っています。

このアプリは、銀行口座やクレジットカード・電子マネーなどを連携させておくことによって、全ての支出を自動的に管理してくれます。

そして、「現金は使わない」を徹底する事により、全自動で支出の把握が出来るようになります。

Money Forward Meは月額500円の有料プランにする事で、より詳細な家計分析ができるのも大きな魅力です。

有料にすると連携できる口座数が増やせます。

カードと銀行だけではなく携帯も漏れなく連携させましょう。

わたしはこのMoney Forward Meとの連携のしやすさを考慮して、スマホ決済に使っていた楽天PayをQUICPayに変更した事が家計管理の把握に大きく貢献しました。

楽天payで支払いをすると、「Money Forward Me」で何を買ったのか、金額以外の詳細が分からないからです。

私の場合はQUICPayを楽天カード支払いに設定しており、Money Forward Meでは、楽天カードを連携さえしておけばQUICPayで何を購入したのか、はっきり分かるようになりました。

また楽天銀行と住信SBI銀行をメインバンクにして連携し、他の不要な銀行口座は使わない(出来れば解約してね)にしました。

これらもMoney Forward Meに連携させておくことによって、全ての取引を一元管理しています。

振り込みや引き出しも全てスマホで完結できるため、手間がかからず効率的です。

そして収入と支出のバランスとしては、「最低でも”収入の8割までの金額で生活し、残り2割を投資と貯蓄に回す」これを目指します。

可能であれば、8割までの金額で生活費の部分を、「7割までや6割まで」と下げる事でさらに余裕が出ます。

7.固定費削減の工夫

固定費の削減は、資産形成において非常に重要です。

投資費まわせる「余剰資金がない人」は、固定費を削減して、まずは浮いたお金を投資に回しましょう。(ただし生活防衛資金としておいておく現金は、必ず別に作ること)

投資にまわせる余剰資金がない人はもちろん、この項目はぜひ皆様に実行してみてほしい効率的な方法です。

小まめにエアコンを切るなどの節約は、無駄とまでは言いませんが、あまりに非効率的ですのでおすすめしません。

おすすめしない理由とは、労力やストレスの割に削減できる費用が微々たるものだからです。

そこで「固定費の削減」の出番です。

まずは固定費を毎月千円でも2千円でもいい、固定費を下げる事で、確実に目に見えた成果がでます。

千円下げるだけで、年間1万2千円です。2千円なら、倍ですよね。

保険の見直し

私はまず、車の保険を見直しました。

以前は損保ジャパンを利用していましたが、インターネットを通じてチューリッヒの自動車保険(ネットで完結)に切り替える事で年間数万円やすくなりました。ちなみに私は年払い(一括払い)です。

ネット保険は手続きがシンプルで、保険料も大幅に削減できました。

自分のライフスタイルに合った保険を見直すことが、節約の大きな第一歩です。

民間の保険会社で加入している保険があるのなら、それは要最低限にし、不要な保険は解約をおすすめします。

特に貯蓄型の医療保険等は不要です。

日○生命で保険屋さんをやっていた事があるので分かるのですが、貯蓄型の保険の中身は、平たく言うと「内容ペラペラの薄い保証と、割高手数料の投資信託を組み合わせた商品」かつ、手数料がバカ高いです。

ならば、保険と投資は分けて、それぞれ別に自分で作りましょう。

自分で作るには何をすれば良いのか?

それは「最低限の保険」の加入と「長期でのインデックス投資」です。

携帯料金の見直しも重要

私はさらに携帯電話のプランも見直し、以前はdocomoの高額なプランを使っていましたが、ahamoに変更する事で通信費を大幅に削減しました。

しかもahamoは昼間や夜の混雑する時間帯にも繋がりにくくならない為、満足度は変わりません。

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賃貸で家賃が高いならば、より安い所に引っ越すのもありです。

引っ越す際にはお金がかかりますが、引っ越しをすることで「今より毎月いくら下げられるのか」を計算すると「何年で元が取れて、それ以降は今より得になる」ことが分かるので、ぜひ一度計算してみてください。

なので大手キャリアのプランを使っている人は、格安SIMなどを検討する事により、毎月数千円の節約が可能となります。

ちまちま電気を消すよりも、楽して目に見える大きな成果がすぐに出ますよ!

8.現状の課題:不安定な収入と向き合う

しかし、私には一つ大きな課題があります。

それは収入の不安定さです。

仕事を休みがちで、給与が一定しない為、投資や貯蓄の計画が思うように進まない事があります。

給与が減ると、投資に回す資金が減り、結果的に資産形成のスピードが遅れてしまいます。

これに対処するため、収入が少ない月でも無理のない範囲で積立額を調整する等、柔軟に対応するようにしています。

しかし収入の不安定さが長期に続くと、投資計画全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、これが今の私の最大の課題です。

9.まとめ:40代からでも遅くない、資産形成と家計管理

40代からの資産形成は、決して遅くありません。

まだ資産運用を始めていない人も、「あと20年働くつもりで、その後の老後のお金を作る事が目的」なのであれば、いまから始めても全く問題ありません。

その20年間で長期投資を始めることを検討してみてください。

私のように投資を始めたのが遅かったとしても、今から出来る事はたくさんあります。

新NISAのようなコツコツと積み立てを続ける事が、老後の安定した生活につながります。

また、資産運用だけではなく、日々の支出管理や固定費の見直しも大切です。

○○を使わないとか、冷蔵庫を早く閉めるとか、そんなちまちました節約するよりも、固定費を下げてしまえば目に見えて楽になります。

MoneyForwardMeのような家計管理ツールを活用する事で、日々の支出をしっかり把握し無駄を省く事が重要です。

これもずっと続ける必要はなくて、1年間ほどMoneyForwardMeで支出が把握できれば、解約してもよいと思います。1年間も支出を見ていれば、ほとんどの人が「自分は毎月いくらあれば生活出来るのか」を知ることが出来るからです。

要は、毎月いくらあれば自分は生活できるのか?

「毎月いくらあれば自分が生活出来るのか」を明確にし、収入の8割以内で生活をして、残り2割を投資と貯蓄(生活防衛資金の確保)にしてしまうことさえシステム化できれば、将来の不安に備えられるようになります。

固定費の削減は、一度見直すだけでも効果が大きく、非常におすすめの節約法です。

資産形成の基盤作りにもなります。

わたし自身色々やってみて、NISAと生活防衛資金の確保、家計管理の重要性を実感しています。

少しでも役立つ情報になれば、幸いです。

いずれまた、不安定な収入の対策や副収入を得るための取り組みについてもお話したいと思います。

以上!

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