「年金だけで老後は暮らせるんかな?」
これ、めっちゃ気になるよな。
特に、今の40代は「老後に年金もらえるん?」とか
「雀の涙しかもらえへんのちゃう?」
って不安があると思う。
でもよくある試算は、自分の収入より高いから役に立たへん…
そこで今回は、「年収250万円でずっと働いてたら、年金って実際いくらもらえるん?」を、ガチ試算してみたで!
「年金だけで生きていけるんか?」リアルに考えてみよ!
まずは、リアルを知ることから始まると思うねん。
1.そもそも年金ってどう決まるん?
年金は、
① 国民年金(基礎年金)*自営業やフリーターも払ってるやつ
② 厚生年金(会社員・公務員が給与から天引きされるやつ)
の2種類がある。
前回記事のおさらいみたいになるけど、参考までに氷河期世代に多い、年収が低い場合の年金をガチ試算してみた!
今回のケースは「年収250万円の会社員」を想定するから、国民年金+厚生年金の両方を受け取る計算やで。
2.年収250万円の人がもらえる年金額を計算!
① 国民年金の計算(40年間フルで払った場合)
国民年金は、満額でおよそ月6.8万円(2024年時点)
これは全員共通やね。
ただし未納期間がある場合は、金額が目減りする。
例えば、10年間未納がある場合(30年間減免などせず満額で支払った場合):国民年金はおよそ月5.1万円
② 厚生年金の計算(年収250万円の場合)
厚生年金は、現役時代の平均年収から計算される。
ざっくり計算すると…
平均年収が250万円(月収20.8万円)の場合かつ、厚生年金に40年間加入した場合)
厚生年金部分の受取額は4.5万円/月(*ざっくり計算)
ただし厚生年金も加入期間が40年間以下になると金額が目減りする。
例えば、10年間は非正規のために未加入で、30年間厚生年金に加入した場合:厚生年金はおよそ月3.4万円
3.40年間加入での合計、いくら?
- 国民年金:約6.8万円
- 厚生年金:約4.5万円
⇒ 合計:約11.3万円
*今の40代が年金貰える頃には、もっと減額されてる可能性は高い!でも2025年3月現在で分かるのはこの試算まで!
4.「11.3万円」で老後は生きていけるんか?
結論:ギリ?いや…。正直、かなり厳しい。
この金額で、最低限の生活費を試算すると…
項目 | 費用(円/月) |
---|---|
家賃(安い賃貸) | 5万円 |
食費(切り詰めて全て自炊) | 3万円 |
水道光熱費(そうとう切り詰める必要あり) | 1.2万円 |
通信費(格安スマホ・集合住宅のネット) | 5,500円 |
医療費(基本的に病院には行けない) | 5,000円 |
その他(雑費・化粧品・衣類・交際費など) | 1万円 |
合計 | 11.2万円 |
…ギリギリやん…!
しかもこれは、かなり切り詰めた生活の試算。
なんなら、ギリギリアウトー!やと思う。
この金額やと、清潔感すら保てそうにない気がする。基礎化粧品も揃えられへん…。
お風呂も毎日入ってたら、水道光熱費が確実に赤字になるレベルやんね。
そしてこの上記の試算は、20歳の時からずっと払い続けてきた場合の試算やで。
それでも仙人みたいな生活っていうか、息してるだけの生活するって感じかな。
しかも…
「家賃がもっと高い!」
「急に病気になった!」
「家電が壊れた!炊飯器も壊れた!買い換えな今日のご飯も炊けへん!」
「体力なくて歩くのがしんどいから、車乗りたい!」
「趣味・旅行も楽しみたい!」
「ペットは飼いたい!」
「歳を取っても、小ぎれいにはしてたい!身なりは、ある程度保ちたい!」
ってなったら、完全にアウトやね。
でもな、
生きてるうちは病気になることもある
家電はいずれ絶対に壊れるし
車に乗るなら保険料と車検代、税金、修理代まで考慮して蓄えておかなあかん
ペットも飼うからには病気になったら病院に連れて行くお金が必要で、貯めておく必要があるし
自分自身を小ぎれいを保つためにも、お金がかかる
つまり「無理ゲー」ってこと!(涙)
5.老後に備えるには?
このまま年金だけに頼ったら、老後ずっとお金の不安と隣り合わせの生活やわ。
でも、今のうちにできることもあるから、ちょっと考えてみよ!
① 新NISAを活用して、少しでも貯める
「今さら投資なんか…」って思うかもしれへんけど、老後資金を増やす手段として有効。
例えば、毎月1万円を20年間積み立てたら…
- 年利5%で運用 ⇒ 約420万円が作れる
- 年利7%で運用 ⇒ 約520万円が作れる
今の40代は、退職金制度のある中小企業に中途入社して、20年間働いたとしても、「退職金は年収額以下」の企業も多いし、そもそも退職金が出る企業にいる人も限られてる。
だからこそ、少しでも貯金+運用をしとけば、老後の生活の安心感が全然ちゃうで!
\まずは無料で口座開設!手数料の安い商品が多いネット証券がおすすめ/
② 固定費を減らして貯金を増やす
毎月の支出を抑えるのも、重要ポイントやで!
固定費は1回見直すと、継続的にその金額が浮いてくるから、ほんまにおすすめ。
特に、スマホ代やらサブスクやらは、今すぐ見直せる節約ポイントやで!
元家電量販店の携帯担当を、15年以上勤めた私が作った「格安SIM」のカテゴリページも、ぜひ読んでみてな!
\スマホ代を半額以下に!/
まとめ
まず「年金だけでは生きていけへん」
というリアルな現実をちゃんと知って、今できることを始めよ!
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