元保険屋が暴露「保険で資産形成」は損?節税ってほんまに得する?

お金の話
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こんにちは☀️元・保険屋のぱぶろふちゃんです!

保険屋時代は「この保険、貯蓄もできて将来安心ですよ~✨」とか

「節税にもなるんで、おすすめです~」って、

言うてた側の人です。

仕事やからね。

でも、今はこう言いたい。

「それ、ほんまに得してると思ってます?ストップ、ストーップ!!」

今回は、そんな私が土下座でぶっちゃけます!

「保険で資産形成」とか「保険で節税」とか実際どうなん?って話、できるだけ分かりやすく説明していくで😊

「貯蓄型保険で資産形成」ってめっちゃくちゃ遠回りよ?

「投資とかよう分からんし、保険でコツコツ貯めといたらええやん~」って思う人多いよね?

でも、保険でお金を増やすって、実はかなり効率悪いねん。

=その主な理由はコレ=

  • 手数料が鬼高い(保険料の50%以上取られることはザラ。ひどいところは90%も)
  • 中途解約したらほぼ元本割れ
  • 増えるスピードは「亀」どころか「置物](もはや動いてへん)

🗨️「え、手数料って言うても、そんな大したことないんちゃうの?」

って思った人。ちゃうねん、めっちゃ大したことあるねん。

そこは、解約返戻金を確認すれば分かる。

その説明に入る前に「貯蓄型の保険」とはなんぞや?を説明

=よく加入されがちな貯蓄型保険はコレ=

  • 万一の時に備えての終身保険…死亡保障が一生涯続く死亡保険
  • 満期を迎えたら、死亡保険金と同額の満期保険が受け取れる…養老保険
  • 払い込んだ保険料をドルなどの外貨で運用する…外貨建て保険

これらに共通するのは、将来受け取れるお金を投資で運用されている商品ということ。

ん?どうゆう事?ってなったかな。そんな人には…

=もっと保険の中身を解体してみると…?=

薄っぺらい保障」&「投資信託などの投資」をセットにしたセット商品ってこと。なんとなくイメージできるかな?

=そして、それらは保険屋さんの説明になるとこうなる=

  • 保障もついて、貯蓄もできて、安心ですよ~
  • 節税にもなりますし、お得ですよ~

※節税でお得になるか?の説明については後述します!

これを踏まえた上で先ほど登場した、「鬼高い手数料」の話を説明していくわ!

「貯蓄型保険」の初年度返戻金(へんれいきん)エグ過ぎて泣ける

例えば、保険料が「年間10万円」の貯蓄型保険に加入したとする。

1年で「解約します」てなったら返ってくるお金、いくらやと思う?

たいてい、3万円くらいやったりする。

もっと低い場合も。

つまり、半額以上がサヨナラバイバイ~👋ってことやねん。

▶…そのお金、どこ行った???

👉大半は保険会社の懐ナイナイ&会社の事務コスト💸

正直、元保険屋の私でも、「この返戻率、あまり見せたないな…」って思うレベル。

そこはサラッと流すように説明してた。

ほんまもう、あの時契約してくれた方々には土下座の気持ち🙇

初年度にガツンと引かれた手数料分、取り返すまでに何年もかかる

「最初に引かれても、そのあと運用してくれるんやろ?じゃ、いいやん。」

じゃ、いいやん、言うてる場合ちゃうで!

例えば、現実こんな感じ➡「満期を迎える10年後には、106%になって返ってきます!ただし、途中で解約したら、元本割れします(キリッ)」

要はトータル約100万円を預けたら、10年後に106万円になって返ってきますよ~ってこと。

投資してる人はピンとくると思うんやけど、まずは最初に引かれた年間保険料に近い額の手数料分、取り返すのに何年かかるねんって話。しかも、1年目に支払った保険料、現実ほぼ運用に回されてない。

だから初年度はもちろん、中途で解約した場合にほぼほぼ元本割れ。

10年かけて100万円預けて6万円しか増えへん、しかも途中で解約したら確実に元本割れってどんな投資よ。

投資してないとピンと来にくいかも知れへんけど、下記の同じ金額を投資で運用した場合の例えを比べてみてほしい。

=これ、例えば優良な投資信託にネット証券で、自分で運用した場合=

年間投資額:約10万円(初月のみ1万円、翌月以降8,333円/月)

× 10年間 × 想定利回り6%

➡10年後の元本:100万6千円(払い込んだ金額)

➡10年後の利益:36万438円(増えた額)

資産合計:1,366,438円

どう?

自分で楽天証券とかSBI証券の新NISA口座作って、有料な投資信託積み立ててたら、そこらの養老保険とか入るよりよっぽど増やせる可能性が出てくるんやで?

わざわざ保険屋さんの言う「保障と貯蓄ができて安心です~」に感化されて、いったい何を保障してもらってるんかなって思うやろ?

それでも貯蓄型保険は必要ですか?って言いたい。

増えないカラクリ「L字型手数料」が影響

「L字型」ってなに?ゲームのワザじゃないで!

これは「初年度の手数料だけめっちゃ高くて、あとはスン…ってなる」構造のことやねん。

スン…ってなんやねんって突っ込みは置いといてやね。図を見ると分かりやすいかな?

【激烈に単純化したイメージ図、作ってみた】

これ、金融庁も苦言を呈してます。

▼金融庁のPDFはこちら

■「節税になりますよ~」保険屋の甘い言葉に注意

「節税にもなります!」ってよく聞くけど、その「節税」どれぐらいの得なんか、現実の数字知ってる?

✨保険料年間10万円払って節税できる金額は?

  • 所得税の控除上限:4万円(一般生命保険料控除)
  • 住民税の控除上限:2万8千円(一般生命保険料控除)
  • 控除ってのは「その分、課税対象から引くよ~」って意味

\ここよく勘違いされるポイント💡/

「4万円の控除が受けられるからお得ですよ~」➡実際に4万円戻ってくると勘違い。

ほんまのところは、「控除額に税率を掛けた金額が戻ってくる」ねん。

例えば、所得税率が10%の人やと…(所得税率は所得金額によって変わる。高所得者になればなるほど、所得税率が上がってお得※最大45%。一般人は10%~20%がボリュームゾーン。)

4万円×10%=4,000円の節税

住民税入れても、だいたい1万円弱が限界やね。「1万円程度の節税のために、10万円払うの…?」ってならへん?

わかりやすく!?うまい棒飲み会で考えてみて?

保険屋さんに誘われて、『うまい棒100本(=1,000円)をつまみにする飲み会』に参加した。

もちろん、参加費1,000円は支払ってる。

※もっと高いけど分かりやすくするために、うまい棒は1本10円としてます。

そしたら店員さんが、『70本は営業マンの分でーす♪』言うてきた。

手元に30本(300円分)だけうまい棒が届いて、おつまみに。

ほんで『後日、5本分(50円)の割引クーポン送りますね💛』って笑顔で言われる。

…それ、節税になってるって言えるかな?

ただの損する会やんってピンときた人、正解やで✨

■じゃぁ、どうしたらいい?

答えはこれ!

保険は「守り」

➡掛け捨てで、ほんまに必要な分だけ入る(子供が小さく自分の稼ぎがなくなったら困る場合は掛け捨ての死亡保障に加入)

投資は「攻め」

➡新NISAやiDeCoで、手数料の安いインデックスファンドをコツコツ積み立て。

増やしたいの?守りたいの?守りと攻めは異なる性質。一緒にしてはいけません!

=ぱぶろふちゃんのおすすめはこんな感じ=

  • 保険:掛け捨ての生命保険(必要最低限)
  • 投資:楽天証券で新NISA(全世界株式などに毎月積立)
  • それぞれしっかり、分けて運用!

▶【楽天証券で新NISA口座を作る】

まとめ:元・保険屋が土下座で伝えたいこと

  • 保険でお金は増えにくい。むしろマイナスからのスタート
  • 初年度の返礼率を、ちゃんとチェック☑して!
  • 節税は『思ったより得してへん』って気づいてな!
  • 資産形成は、自分で考えてネット証券で始めよ~!

「増やすために保険って、それ、ほんまに必要?入る前に考えてな~!」

【ついでにおすすめの書籍も紹介しとく~!】

人生にお金はいくら必要か

ー超シンプルな人生設計の基本公式

やまげんさんの本

最後まで読んでくれてありがとう。

気になることあったらなんでも聞いてな!

何もかもには答えられへんけど!

答えれることだけ答えるで!

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