こんばんは。
今回は2020年から独学で学びつつ、試行錯誤しながら投資をしている管理人ぱぶろふが、自らの経験と学習を元に、初心者が失敗しないための長期インデックス投資をする上で、大切なヒントをまとめてみましたのでお伝えします。
はじめに:新NISAの基本を理解しよう
2024年からスタートした新NISAは、日本政府が個人の資産形成をサポートするために導入した非課税投資制度です。
これまでの「一般NISA」や「つみたてNISA」とは異なり、新NISAのみが新規に口座開設可能です。
新NISAは、年間360万円の投資枠があり、以下の2つの枠に分かれます。
積立投資枠(年間240万円まで):低コストの投資信託を積み立てられる。
成長投資枠(年間120万円まで):株式やETFなど幅広い商品に投資可能。
どちらも投資から得られる利益が非課税になるため、投資経験者も投資初心者にとっても魅力的な制度です。
今回は、「初心者が失敗しないための新NISA活用術10のヒント」をご紹介します。
ヒント1:新NISAの特徴を押さえて賢く活用
新NISAの最大のメリットは、利益が非課税になる点です。
年間360万円まで投資可能で、積立と成長枠を組み合わせることができます。
まずは、自分の投資目的に応じて「積立投資枠」を活用し、少額からコツコツと始めるのがおすすめです。
積立投資枠では低リスクのインデックスファンドが中心となるため、初心者にも向いています。
ヒント2:長期投資の視点を持とう
新NISAは長期投資に最適な制度です。
短期間で大きなリターンを狙うのではなく、20年以上(短くても15年以上)の長期視点で運用することで、複利の効果を最大限に活用できます。
特に積立投資枠では毎月少額を積み立てることで、時間を味方につけた資産形成が可能です。
ヒント3:リスク分散を意識しよう
投資にはリスクが伴いますが、リスク分散(分散投資)を行うことで、その影響を最小限に抑えることができます。
例えば「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」で特定の国や地域への依存を避け、安定した運用を目指せます。
*ただし半数以上がアメリカへの投資になります。
2024年10月時点での、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」組み入れ上位10カ国の比率をグラフにしてみました。
国はアメリカに偏りがちではありますが、アメリカが弱くなれば他国も弱くなるであろう、という意味ではあまり問題視していません。
次は業種の内訳を確認してみましょう。
内訳の業種は、さまざまな業種に分散されている事が分かります。
2024年10月時点での、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」組み入れ上位10業種の比率をグラフにしてみました。
このように中身は、「きちんと栄養バランスが考えられた、良質なお弁当パック」のようなもの。
例えばハイテク企業に偏りすぎていたりするファンドや、個人での個別株集中投資とは違い、多岐にわたり分散されており、安心して運用できます。
ヒント4:手数料の低い投資信託を選ぼう
投資信託には信託報酬などの手数料がかかります。
長期投資を行う場合、手数料が低いほどコストを抑えられ、その分、リターンが増えます。
「eMAXIS Slim」シリーズのような低コストのインデックスファンドを選ぶと良いでしょう。
楽天証券などのネット証券では手数料の低い商品が多く揃っているため、初心者でも安心して選べます。
ヒント5:毎月の積立額を無理のない範囲に設定しよう
インデックス投資は長く続けることが重要です。
無理のない積立額を設定することで、相場の変動に左右されずに継続できます。
例えば、毎月1万円から始めて、生活に余裕が出てきたら増額していくという方法もおすすめです。
新NISAの積立投資枠では、年間最大240万円まで積立可能ですが、無理のない範囲で積み立てを行いましょう。
積み立てるお金の捻出方法には【後編】”新NISA”と”固定費削減”で老後に備える!40代からの資産運用と支出管理法ーお金の話ー
ヒント6:楽天ポイントを活用して効率よく投資しよう
楽天証券を利用している人は、楽天ポイントで投資信託を購入することが可能です。
貯めたポイントを活用することで、現金を使わずに投資を始められるため、初心者でも手軽に資産形成が進められます。*楽天ポイント運用のポイント投資とは別のサービスです。ここでいうポイント活用は、あくまでも現金の代わりにポイントで株を買うという行為です。
楽天カードを使った積み立て設定なら、毎月の積立金額に対してポイント還元も受けられるので一石二鳥です。
ヒント7:積み立て設定は自動化して忘れずに続けよう
積み立て投資は「自動積立設定」を利用するのが便利です。
一度設定さえしておけば、毎月自動で引き落とし・投資が行われるため、手間をかけずに投資を続けられます。
初心者の人は、忙しい日常の中でも投資を忘れずに継続できるため、自動化を活用しましょう。
ヒント8:相場の変動に動揺しないようにしよう
株式市場に変動はつきものです。
価格が下がったからといって、慌てて売却してしまうと、損失を確定させてしまうことになります。
あくまでも長期的な視点を持ち、相場の一時的な下落に動揺せず、淡々と積立を続けることが長期投資成功の鍵です。
そして長期で持ち続けることができる、優良な投資信託を選びましょう。
特にX(旧ツイッター)界隈では、下落相場の煽り記事が散見されることも多いですが、慌てて売らず、雑音として聞き流すことも重要です。
「今よりもっと下がりそうだ。今売って、下がりきってから買い直せば良い。」などという人もいますが、仕事がトレーダーでも無い限り、激しく売ったり買ったりする必要はありません。
「どこが底」なのかは誰にも分からないのです。
売ったが最後、価格が底打ちして上がっていくのを横目に今度は、「今買うと高値掴みをしてしまうかもしれない」と躊躇してしまい、結局株価上昇の恩恵を逃すことになってしまいます。
私がおすすめしているのは、あくまでも「長期で運用するインデックス投資」です。
長期インデックス投資の基本の鉄則は、「買う時は淡々と、売るときは慎重に」です。
ヒント9:定期的にポートフォリオを見直そう
新NISAは長期投資を前提としていますが、定期的にポートフォリオの見直しを行うことも重要です。
年に1度は現在の運用状況を確認し、必要に応じてリバランス(資産の再分配)を行いましょう。
要はほどよく分散されているか、を確認するのです。
ただし、先ほどご紹介した「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」のような、良質なお弁当パックの1本立てで運用しているのであれば、ファンド側で内訳のリバランスをしてくれるため、ファンドが発行する、運用報告書に軽く目を通す程度で良いでしょう。
ヒント10:学び続けて投資スキルを向上させよう
最後に、投資について学び続けることが成功への近道です。
書籍やブログyoutubeなどで、最新の情報を取り入れ、自分なりの投資スタイルを確立して行きましょう。
特に新NISAを始めたばかりの初心者は、まず基本的な投資知識を身につけることが大切です。
ただし、投資の情報を集めていく上で、色んな雑音も入ってくる可能性があります。
例えば、今回ご紹介している「新NISA」で私がおすすめしているのは「長期投資」です。
この「長期投資」においては、あくまでも「時間を味方につけた長期目線での投資」が大前提です。
要は「ゆっくりお金持ちになる」方法です。
短期で一攫千金ではありません。
しかし、お金の情報を集めようとすると、そこかしこに「すぐにお金が稼げる」ような触れ込みのものが多くあります。この類いは雑音と捉えて、近づかないようにすることをおすすめします。
「誰でも」「簡単に」「儲かる」こんな話はありません。
もし、あったとしても、ですよ、そんなうまい話は、あなたの前には降りてきません。「儲け話は全て詐欺」そう頭にたたき込んでおくのが身のためです。
流行の詐欺の手口を解説した記事もありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
今回ご紹介した10のヒントを参考に、失敗を避けながら賢く投資を始めてみてください。
まずは少額からでいいので、新NISA口座を開設し、コツコツと積み立てを続けることで、将来の豊かな生活に備えましょう。
次のステップとして、楽天証券で新NISA口座開設を検討してみてください。
ポイント還元をうまく活用すれば、さらにお得に投資を始められます。
投資の基本の記事はこちらにもあります。
【初心者必見】ドルコスト平均法とは?:メリットとデメリットを徹底解説
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上!
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