はじめに
40代は老後資金の準備を本格的に考えるタイミングです。限られた時間で効率よく資産を増やすためには、「新NISAの活用」と「固定費削減」が重要なカギとなります。
この記事では、資産運用と支出管理をバランスよく行い、老後に備えるための具体的な戦略を解説します。
新NISAの特徴と活用法
新NISAの基本情報
2024年に始まった新NISAは、年間360万円の非課税投資枠を活用でき、無期限で非課税というメリットがあります。
積立投資枠(年間120万円)
成長投資枠(年間240万円)
新NISAでの投資戦略
長期分散投資を意識:市場の上下動に一喜一憂せず、長期的に資産を育てるスタンスが大切です。
インデックスファンドの活用:低コストで分散投資が可能なインデックスファンドが初心者にもおすすめです。
おすすめのファンド
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
固定費削減のポイント
固定費削減がもたらす効果
毎月の固定費を見直すことで、長期的には大きな資産形成につながります。削減した分を新NISAの投資資金に回すことで、より効率的にお金を増やせます。
固定費削減の具体例
通信費の見直し
格安simへの乗り換えやプランの見直しで、毎月数千円の節約も可能。
保険の見直し
必要な保証を見極め、無駄な保険料を減らしましょう。
電気・ガス代の見直し
地域電力会社の比較やプラン変更で固定費を削減できる可能性があります。
新NISA×固定費削減の実践ステップ
家計の現状把握
まず、自分の支出を「見える化」しましょう。家計簿アプリなどを活用するのもおすすめです。
私はMoneyForwardMe(月額500円)を利用しています。
削減できる固定費をチェック
各項目ごとに見直しを行い、無理なく削減できるポイントを見つけましょう
浮いたお金を新NISAに回す
固定費を削減して浮いた分を新NISAの投資資金に回すことで、効率的な資産形成を目指します。
老後資金を効率よく貯めるためのマインドセット
コツコツ継続がカギ
毎月の積立投資を続けることで、時間を味方につけることができます。
目先の節約だけでなく、長期的な視点を持つ
将来のための支出と投資を、バランスよく考えましょう。
注意点とリスク管理
新NISAの非課税枠を無理に使い切ろうとしない
枠の上限はあくまでも「上限」であって、必ずしもその金額に達する必要はありません。
しっかりと現状の家計を把握し、自分のリスク許容度の範囲内で投資しましょう。
投資リスクを理解する
投資には元本割れのリスクがあるため、無理のない範囲で運用することがとても大切です。
投資は余剰金でするものと心得る
元本割れのリスクや、例えばリーマンショックやコロナショックのように大暴落が訪れることもあるでしょう。
そのとき、投資に入れたお金が50%まで下がったとしても、今の生活が困窮しないような資産(余剰資金)で投資しましょう。
長期的な視点で考える
短期的な暴落は必ずありますし、過去には10年間も低迷し続けた時代もあります。
あくまでも老後の資金作りだと割り切って、20年以上(短くても15年以上)の年月をかけて成長していく資産なのだと心得て、投資しましょう。
まとめ
新NISAと固定費削減を組み合わせることで、効率的に資産形成を進めることができます。
老後資金の不安を少しでも軽減するために、今から取り組めることを一歩ずつ、始めていきましょう。
資産運用と節約を両輪で進め、40代からの賢いお金の管理を目指しましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
*固定費削減に関する参考記事はこちらからどうぞ*
【後編】”新NISA”と”固定費削減”で老後に備える!40代からの資産運用と支出管理法ーお金の話ー
以上!
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