40代の転職
今年の2月頃から、転職先を探し始めました。
なぜなら同世代は就職氷河期世代のわたしはすでに45歳。
今まで15年以上無期雇用派遣として携帯販売員をしていましたが将来の不安が消えないからです。
ちなみに働いていたのは携帯ショップではなく、家電量販店や流通系量販店の携帯コーナーです。
「このまま何歳まで現場に立ち続けるのだろう?」とふと考えるようになりました。周りを見渡せば、年下のスタッフばかり。
将来に不安を覚えたきっかけとは
不思議なことに、この業界では年齢を重ねるとみんなこの仕事から消えていくのです。
あまりおばあちゃんみたいな携帯専任の人って、見ませんよね。
だから私も、60代になっても働けるような職場に転職する必要があると強く感じました。
そこで、あらゆる転職サイトに登録し、スキルのない私でもチャンスがありそうな職場を探す日々が始まりました。
正社員経験は一応ありますが、20代の頃に2つの会社で通算5年ほど正社員として働いただけで、その後はずっと派遣社員として生活してきました。
そして今45歳になった今、再び正社員を目指すことにしました。
何ヶ月も求人サイトを見ているだけの日々が続きました。
なぜなら経験が必要だったり年齢制限があったりと、応募の敷居が高いのです。
転職先の希望条件は
わたしが希望する項目としては、45歳現状、派遣スタッフの分際ですが、要望がたくさんあります。
だってこれから定年までずっとお付き合いする会社なのですから。
年齢的にもまた転職を繰り返す訳にも行きません。
事務職
車通勤が可能かつ、ドアtoドアで出来れば30分以内の場所
週休二日制
残業少なめ10時間以内
固定残業代ではない(残業代がちゃんと出る)
給与が安い場合はボーナスが年2回以上ある
出来れば退職金制度がある事が好ましい
45歳でも面接してくれる会社である事(笑)です。
めちゃくちゃわがままな事は重々承知しているのですが、一蓮托生、生涯お付き合いする会社だと思えば、それは慎重に選びたいのです。
気になる求人発見
そしてようやく2024年4月に1つ目にとまった求人がありました。
それは、樹木葬を行う会社での営業職。園内に来店された方への対応が主な仕事のようでした。
今まで樹木葬には全く縁がなかったものの、「これならいけるかも?」と軽い気持ちで応募を完了しました。
…ですが、書類選考で落ちてしまい、面接に進めませんでした(笑)。
まあ、給料も安かったし、いいや!と気持ちを切り替えて、次の求人を探すことに。
再度気になる求人を発見
そして2024年5月になり、今度は2つの求人が目にとまりました。
1つ目は、家から車で30分のリフォーム会社での総務事務のような仕事。
ボーナス年二回、退職金制度あり、休日8~9日、残業月25時間程度。
(ん?休み、週休二日ってなってるのに少なくない?間違い?
あと残業多くない?あ、でも座り仕事だし問題ないかもなぁ?)
そんな事を思いながらも、車通勤可能で距離が比較的近いのと、年齢制限がなさそうなのが私には魅力でした。
2つ目は、家から車で1時間の一般事務職。有名な買い取りチェーンやボウリング、ダーツ、カラオケなどを手がける会社の事務員でした。
こちらは遠いけど車通勤可能・ボーナス年二回あり・退職金はないが先ほどのリフォーム会社より月2万円月給が高いので、まあ問題ないかと思う。
どちらの会社も書類選考が通り、面接に進むことができました。
最初の面接は家から車で30分のリフォーム会社。
とても緊張しましたが、後半は和やかな雰囲気で進み、良い感触を得ましたが、「最初から決まるはずはない、これは練習だ」と自分に言い聞かせていました。
転職の面接の内容
面接で出た話は、「今の職場を辞めようとする理由」が最初にきました。
私は「この年齢に突入して“派遣”という雇用形態に不安を覚えてきました。
いまの仕事は長く続けているし楽しいのですが、周りは若い世代が大半です。
私と同世代の人たちも元々はたくさん居たのですが、みんないつの間にか辞めていき、どこの店舗に行っても私が一番年上のお店ばかりで、自分の将来が心配になりました。定年と言われるような年齢まで出来る仕事ではないのだな、と思い、ちゃんと正社員で働きたいと感じ、応募させていただきました。」
そんな事を答えたと思います。
他には「何か質問はありますか?」と聞かれた時に私は「もしご縁があれば是非長く働きたいのですが定年などはあるのでしょうか?」と聞いてみました。
私をとってくれたらすぐに辞めませんよというアピールのつもりでした。
すぐに辞められても嫌でしょうし。
するとちょっと嬉しそうに「定年は60歳ですが再雇用で65歳まで働けますし、退職金も出ますよ」と答えてくれました。
さらに他に聞きたいことはと問われたので、私は「もし私を使っていただけるとしたらの話にはなるのですが、入社までに覚えておいたほうが良い知識はありますか?」と聞いてみました。
なんせリフォーム会社なので今まで全然関わってこなかった分野でしたし。
すると「仕事をしながら徐々に覚えていくと思うので大丈夫です。」といいつつ、取り扱っている商品のメーカーカタログを見せながらこういったものを扱っていますよと教えていただき、その日は終わりました。
そして面接結果は
そして2週間後に控えていたもう一社の面接準備をしていたところ、なんと1社目から内定の電話連絡が!予想外の結果に喜び、私は2社目の面接は丁重に辞退してしまいました。
長期戦だと思っていたのに一社目で内定が出たので目がくらんでしまった私です。
面接は5月だったのですが、現職の退社が少し先になり7月いっぱいまで働くことになったので、2024年の8月1日に入社日を設定していただきました。
入社日までに入社手続きの書類をもらいになど、2度その会社に行く機会がありました。
入社が決まってから知ったのですが、制服があり、見た目で『あの人どこかで事務職なのかな』と思われるようなタイトスカートスタイルの制服も受け取り、入社日がとても待ち遠しかったのを覚えています。
制服まで受け取ってやっと、「これでやっと安定して60代まで頑張れる」と感じ、ひとつの不安が解消されたなって思って、とても晴れやかな気持ちでいた私です。
そして、2024年8月から45歳にして久しぶりの正社員になることができました。
これからも早く仕事を覚えて、給与を上げてもらえるように頑張らないといけません!
とりあえず、おめでとう、頑張れ、私。
これが悪夢の幕開けだとも知らずに。
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