はじめに
こんばんは。
この度、採用内定を頂いたので、そちらにお世話になることにしました。
それに伴い、改めて今回の転職活動をまとめてみます。
大したスキルがない40代の私でも、今年1年間で2回の正社員内定を頂いています(1社目はブラック企業でしたが…)。
40代で私と同じような悩みを持つ人に、少しでも参考になれば幸いです。
40代で再び正社員を目指した理由
40代という年齢で、正社員を目指す理由は人それぞれですが、私の場合は「無期雇用派遣」という不安定な雇用形態から脱却し、社会的信用を得たいことと、派遣会社が変わらずとも転勤のように勤務先がコロコロ変わることが、これから年齢を重ねる上での体力低下を考えると厳しいことでした。
そのほか、将来的に住宅ローンを組む可能性を視野に入れたからです。
これまで家電量販店で15年以上ケータイやネット回線の販売を担当をし、リーダー職も経験してきました。この経験を武器に、新しい職場で「定年と言われる年齢」までの安定した収入を得たいと考え、正社員への道を模索しました。
また、これから年齢を重ねるにつれて体力面の低下や将来の安定性を重視し、以下の条件で仕事探しを行いました。
- 家から30分圏内の職場かつ、転勤がないこと:体力の負担を軽減し、長く働ける環境を確保するため。
- 賞与実績がある会社:給与が安くても生活を支える手段として重視。
- 退職金制度が整った会社:将来的な安心を求めて。
派遣時代は給与がそれなりに良かったので、給与が下がった分に関しては副業で賄っていこうと思っています。
家電量販店で培ったスキル
リーダーシップとチーム運営
15年以上のキャリアの中で無期雇用派遣とはいえ、リーダー職を任される店舗もあり、何人もの新人を育ててきました。
商品の特徴やキャンペーン内容を分かりやすく伝えるだけでなく、実際の接客を通じてスキルを身につけてもらう工夫をしてきました。
また、チームの目標達成のための戦略を立てるなど、現場を支える重要な役割を担いました。
これらの経験を通じて、状況に応じて臨機応変に対応し、メンバーと協力する力を磨いてきました。
臨機応変な対応力
家電量販店では、商品の仕様やキャンペーン内容が頻繁に変更されます。
そのたびに迅速に理解し、お客様に的確に分かりやすく説明する必要がありました。
特に新しいシステムや、手書きでの見積もり作成など、現場で求められる柔軟性を磨いてきました(高齢の人は、手書きの見積書を希望する人が比較的多い傾向)。
また、携帯やネット回線の契約は、特に中高年のお客様にとって複雑な内容が多く、不安を感じる人も少なくありません。
そのため、相手の目線に立って丁寧に説明するスキルが必要でした。
このスキルは年齢層が幅広い職場や、地域密着型の企業でも重宝されると思っています。
コミュニケーションスキル
携帯やネット回線の契約は複雑な内容が多く、時にはお客様からクレームを受けることもありました。
そういった場面でも冷静に対応し、信頼を築くことを大切にしてきました。
その対応によっては、少ないパターンではありますが、「もう二度と来ない!」から「常連客」に変わることさえあるのです。
この経験をどう転職に活かしたか
転職活動の中で意識したのは、これまでの経験を「即戦力」としてアピールすることでした。
以下は、具体的なポイントです。
柔軟性と対応力を強調
「変化が多い環境でも、柔軟に対応出来る能力があります。」と具体例を挙げて説明しました。
例えば、商品プランが急に変更された際も、お客様にわかりやすく説明をし、目標を達成したエピソードを話しました。
リーダーシップをアピール
新人教育の経験を通じて、チーム全体をサポートし、成長させてきた点を強調しました。
面接では、「他のスタッフと協力して、業務を円滑に進めるスキルがあります。」と自身を持って伝えました。
臨機応変さを具体例で伝える
新しい登録システムの導入や、高齢のお客様の要望にあった手書きの見積もり書作成に対応した経験を挙げ、「どのような環境でも素早く対応できる」とアピールしました。
地域密着型の中小企業を選ぶ理由
転職活動を通じて感じたのは、地域密着型の中小企業では「比較的年齢に寛容なケースが多い」ということです。
特に、ケータイやネット回線などに疎い世代の社員やお客様が多い企業では、私のような経験を持つ人材も求められると感じました。
また、地域に根ざした企業は、長期的に働ける環境を提供している場合が多く、定年まで働き続ける安心感を得られる点も魅力です。
転職成功のためのポイント
経験を活かした事項PR
リーダー職の経験を「チーム運営能力」としてアピールしました。
また、「複雑な内容を分かりやすく伝える力」や「柔軟な対応力」を具体的なエピソードを交えて説明しました。
条件に合う求人の見つけ方
地域密着型の中小企業を中心に検索し、特に「40代でも応募可能」となっている会社に注目しました。募集要項で年齢に制限はなくとも、「20代~30代活躍中」と記載のある求人は、その年代を求めていますよという、遠回しなメッセージだと捉えて応募しませんでした。
また、勤務地や福利厚生など、自分の希望条件と照らし合わせて応募を進めました。
面接でのアピール方法
面接では「これまでの経験をどう活かせるか」を具体的なエピソードで伝えました。
特に「どんな環境でも迅速に対応、結果を出す力」を強調することで、即戦力としてのイメージを与えることを、意識しました。
まとめ
派遣やアルバイトなど、非正規の働き方から正社員を目指すのは簡単なことではありませんが、これまでの経験を振り返って強みを明確にしてみることで、チャンスは広がると感じます。
また、地域密着型の中小企業を視野に入れることで、年齢やこれまでのキャリアに理解のある職場と出会える可能性が高まります。
同じような悩みを持っている人は、40代だからこそ持つ「経験の価値」を活かしてぜひ新たな一歩を踏み出してみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上!
コメント