40代が投資を始めるべき理由
40代で投資を始めると聞くと、「今さら遅いのでは?」と思う人もいるかも知れません。
しかしそれは大きな誤算です。
40代からでも、資産形成を始めるのは遅くありません。
むしろ、今だからこそ必要なのです。
人生100年時代を見据えて
平均寿命が延びている現代では、60代でリタイアした後も、20年以上の生活費を賄う必要があります。
そのため貯金だけでは、心もとない人が増えてきました。
もちろん、貯金は大事ですが、物価が上がればその価値は下がってしまいます。
*20年前と現在では、「100円」の価値も変わりましたよね。20年前に自動販売機のコーヒーは100円で買えましたが、今は100円あっても、自動販売機でコーヒーは買えないですよね。
だからこそ、40代からでも資産を増やす手段として投資を検討する価値があるのです。
貯金だけでは物足りない理由
銀行の利息は、今や微々たるもの。
普通預金では年間の利息が数百円、もしくはそれ以下ということも珍しくありません。
これでは、物価の上昇に追いつけない可能性が高いです。
投資を通じて資産を手に入れることで、将来の安心感を手に入れることができます。
40代におすすめの投資スタイル
40代で投資を始める際は、「無理をせず、リスクを抑えつつ、堅実に運用する」ことがポイントです。
では、具体的にどのようなスタイルが適しているのでしょうか?
リスクを抑えつつ運用する方法
投資の基本は「分散」です。
1つの資産に集中投資をすると、大きな値下がりに巻き込まれるリスクがあります。
そのため、国内外の株式や債券、不動産(REIT)など、複数の資産に分散して投資することで、リスクを抑えることができます。
例えば、株式市場が下落しても、債券や不動産市場が安定していれば、全体のダメージを軽減できます。
この「分散投資」を意識することで、リスクを最小限に抑えた運用が可能です。
長期投資の活用
40代から投資を始める場合でも、20年以上の長期運用を視野に入れることができます。
特に「新NISA」や「iDeCo」は長期投資に適した非課税制度です。
これらを活用すれば、運用益にかかる税金を大幅に抑えられます。
税金の負担を減らすことで、資産が効率よく増えるのです。
具体的な商品選び
初心者が投資を始める際は、商品選びも重要です。
難しい投資商品に手を出す必要はありません。
ここでは、分かりやすく初心者向けの投資信託をご紹介します。
初心者におすすめの投資信託
まず、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」です。
これは、世界中の株式市場に分散投資できる商品で、リスクを抑えながら成長を期待できます。
世界全体に投資するため、1つの国や地域に依存しすぎる心配がありません。
次に、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」です。
この商品は、株式だけでなく、債券や不動産にもバランスよく投資します。
1つの資産が下がっても、他がカバーしてくれる仕組みなので、初心者でも安心して始められます。
少しリスクを取れる人向け
もし、もう少しリターンを狙いたい」という人は、米国株式に連動する「S&P500」や、日本国内の株式に投資する「TOPIX連動型」なども選択肢になります。
ただし、これらは株式市場の値動きに影響を受けやすいため、無理のない範囲で取り入れることをおすすめします。
投資初心者が気をつけるべきこと
投資を始めるときは、慎重さが求められます。
特に、初心者の人が注意すべきポイントを、いくつかご紹介します。
無理のない金額で始める
投資は「余剰資金」で行うのか基本です。
生活費を削ってまで、投資をするのは避けてください。
まずは少額からスタートし、投資に慣れていくことが大切です。
市場の変動に一喜一憂しない
投資を始めると、価格の上がり下がりを気にしがちです。
しかし、短期的な変動に惑わされて売買を繰り返すと、結果的に損をすることが多くなります。
長期的な視点を持って「持ち続ける」というスタンスを貫きましょう。
手数料を抑える
投資信託には運用管理費用(信託報酬)がかかります。
この費用が低い商品を選ぶことで、長期的に見て大きな差が生まれます。
投資で失敗しないためのアドバイス
投資で成功するためには、失敗を避けるための知識も必要です。
「元本保証」にはこだわりすぎない
投資にはリスクが伴いますが、「元本保証」だけを求めていては、大きなリターンを期待することはできません。
リスクとリターンのバランスを考え、少しずつリスクを取ることも大切です。
資産配分を定期的に見直す
投資を始めて数年が経つと、資産配分が当初の計画からずれることがあります。
定期的に見直し、必要に応じて調整することで、リスクを抑えた運用を続けられます。
初心者におすすめの投資プラットフォーム
投資を始めるには、使いやすい証券会社を選ぶことも重要です。
SBI証券や楽天証券は、新NISAや投資信託が充実しており、初心者でも操作が簡単です。
各社のサービスや手数料を比べて比較し、自分に合ったプラットフォームを選んでください。
まと
40代からの資産形成は、決して遅くありません。
一歩を踏み出す勇気があれば、しっかりと未来に備えることができます。
大切なのは、無理をせずコツコツと続けること。
そして、リスクを抑えた運用を心がけることです。
この記事が、誰かの投資の第一歩をサポートする手助けになれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上!
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