はじめに
突然の失業や病気、予期しない事故など、私たちの生活には予測できないリスクが潜んでいます。
そんな時に、大きな助けとなるのが「緊急用資金」です。
生活費の3～6ヶ月分を目安に貯金をしておくことが、万が一の時に安心をもたらします。
しかし、貯金がなかなかできない、家計がうまく管理できないという人も多いのではないでしょうか？
この記事では、緊急用資金を効率よく貯めるための、「家計見直し術」をご紹介します。
STEP1：家計を把握する
まず最初に、家計の現状をしっかり把握することが大切です。
家計簿をつけることで、自分がどこにお金を使っているのかを正確に知ることができます。
手書きの家計簿でもいいですが、最近ではアプリを使って気軽に管理することができます。
おすすめの家計簿アプリ
マネーフォワードme
自動で銀行やカードの履歴を取り込んでくれる便利なアプリです。
極力現金を使わずに、アプリと連携させたクレジットカード決済にすることで、自動で家計簿を作ってくれますし、もちろん現金で支払った分は自身で追記できます。
まずは1ヶ月間、家計簿を付けてみましょう。
特に「固定費」「変動費」に分けて管理することを意識しましょう。
STEP2：固定費の見直し術
固定費は一度契約してしまうと、つい見直しを忘れがちです。
しかし、固定費を削減することで毎月の支出を大きく減らすことができます。
以下の項目を見直してみましょう。
通信費
携帯電話やインターネットの契約内容を見直しましょう。
大手キャリアを利用している人は、格安SIMに変更することで毎月の通信費が半額以下になることもあります。
また、どうしても格安SIMに変えられない人は、現在の契約内容を今一度確認し、不要なオプションを解約することも効果的です。
具体例
使っていないオプションを解約し、格安SIMに乗り換えたことで月々3,000円以上の節約に成功。
保険
生命保険や医療保険などの見直しも重要です。
必要以上に高額な保険料を支払っている場合があります。
もしもあなたが保険の営業の人を通しての契約をしている場合は、ネット保険に切替えをすることで必要な保険を保ちつつ固定費を削減することが可能です。
まずは現在加入中の保険は、本当に自分に必要な内容なのかを再検討しましょう。
子どもが居ない人が「生命保険に加入」していたり、子どもの有り無しに関わらず、手数料が割高になる「貯蓄型生命保険」や「養老保険」「○年間ごとに○○円返ってくるタイプのがん保険や医療保険」に加入している人は、今すぐ見直す必要があります。
保険の内容を見直して、過剰な特約を外すことでも年間数万円の節約ができることもあります。
車の保険も代理店を通じて加入している場合は、ネット保険で見積もりしてみましょう。
「対人対物無制限」だけは付けておきましょう。
ネット保険に切替えるだけで、年間数万円安くなる可能性があります。
具体例
不要な特約を解約し、保証内容を適正に見直して年間5万円以上の節約に成功。
ネット保険に切替えることで、年間数万円の節約に成功。保険の選び方とバランスとは？必要な保障だけを賢く選ぼう
住宅費
家賃が高いと感じる場合、家賃の値下げ交渉をしてみるもの1つの方法です。
また、引っ越しを検討することも選択肢になります。
ただし、引っ越し費用がかかるため「トータル金額で慎重に」考えましょう。
具体例
STEP3：変動費を賢く抑えるコツ
変動費は毎月の生活の中で最もコントロールしやすい支出です。
無駄遣いを減らすための方法を紹介します。
食費の節約
食費は家計の中で大きな部分を占める項目ですが、少し工夫するだけで大幅に節約できる可能性があります。
例えば、毎日スーパーに行く人は無駄使いをしがちです。
おすすめ
1週間分のメニューを事前に考え、週に1回まとめて買い物をし、冷凍保存できる食材は冷凍庫に入れておいたり、セール時にまとめ買いをして冷凍保存しておくと、食費が月々数千円は減らせます。
外食やカフェの回数を減らす
外食やカフェ代を減らすだけで、月に数千円の節約が可能です。
自宅で簡単な料理を作る習慣をつけると、健康的にもお金にも良い結果をもたらします。
無駄使いを防ぐ「○○しないルール」
STEP4：節約で浮いたお金を「貯金」へ移す
節約したお金は使わずに、貯金に回すことが大切です。
給料が入金されたら先取りして「積立貯金」のように、自動で毎月一定額を貯金する仕組みをつくりましょう。
その上で、「余ったお金で生活する」習慣をつけます。
これにより、気付いたらしっかりと緊急用資金が貯まっているはずです。
貯金ゼロからのスタート！まずは1万円を貯める方法
おすすめ：銀行の自動振替機能や定期預金の機能を活用しましょう
給料日ごとに一定額を貯金口座に移します。
例えば、毎月1万円を「緊急用資金口座」に移すことで、1年後には12万円の貯金ができます。
まとめ
緊急用資金を作るためには、家計をしっかりと見直すことが最も大切です。
無理なく続けられる節約術を実践し、少しずつお金を貯めていきましょう。
まずは今日から家計簿をつけ、無駄な固定費（通信費・保険料・サブスク）を減らすところから始めてみてください。
これを実践すれば、1年後にはしっかりと緊急用資金が増えているはずです。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上！
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