始めに:全世界株式と米国株式の違い
初心者が新NISAで投資信託を選ぶ際に、迷いやすいのが「全世界株式」と「米国株式」のどちらを選ぶべきかです。
どちらも人気が高く、長期投資に向いていますが、投資対象やリスク・リターンに違いがあります。
この記事では、それぞれの特徴を比較し、自分に合った選び方を解説します。
全世界株式の特徴とメリット・デメリット
特徴
全世界株式は、世界中の株式市場に分散投資ができる投資信託です。
具体的には、先進国(アメリカ、ヨーロッパ、日本など)と、新興国(中国、インドなど)の株式に投資します。
メリット
分散効果が高い
世界中の株式市場に投資するため、特定の地域の経済に依存しにくいです。
リスクを抑えやすい点が初心者向けです。
リバランスの必要が少ない
自然に分散投資ができるので、自分で調整する手間が少なくなります。
安定した成長が期待できる
新興国の成長も取り込めるため、長期的に見れば安定したリターンが見込めます。
デメリット
米国市場の比重が大きい
実際には全世界株式でも、約50%~60%が米国株式に投資されるため、米国市場に影響されやすいです。
新興国のリスク
新興国が取り込めることはメリットでもありますが、新興国の経済成長は不安定なことがあり、パフォーマンスに影響する場合があります。
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米国株式の特徴とメリット・デメリット
特徴
米国株式は、米国市場を対象とした投資信託で、S&P500指数やNASDAQ100などのインデックスに連動する商品が一般的です。
メリット
高い成長性
米国は世界最大の経済大国で、テクノロジー企業などの成長企業が多いです。
過去の実績では、米国株式が他国を上回るリターンを出しています。
分かりやすい投資対象
AppleやAmazonなど、誰もが知る有名企業に投資することができるため、初心者にも理解しやすいです。
為替リスクが緩和される場合も
円安が進んだ場合、ドル建て資産の価値が増えるため、円建てでの評価額が上がることがあります。
デメリット
地域集中リスク
米国市場に特化しているため、ほかの国の成長を取り込むことはできません。
市場依存度が高い
米国の景気が低迷した場合、影響を大きく受ける可能性があります。
初心者向け!どちらを選ぶべきかの基準
投資初心者でリスクを抑えたいなら「全世界株式」
全世界株式は、自然に分散投資ができるため、投資初心者に向いています。
リスクを抑えながら、長期的な成長を目指したい人におすすめです。
高リターンを狙いたいなら「米国株式」
米国株式は、過去の実績から見ても、高いリターンが期待できます。
成長性のある企業に集中投資したい場合に適しています。
中長期的な投資目的で選ぶ
- 老後資金や教育費など、堅実な目的には全世界株式が安心です。
- より高いリターンを目指したい場合は、米国株式を検討しましょう。
選ぶ際の注意点と運用のポイント
注意点
信託報酬を確認する
どちらを選ぶ場合でも、信託報酬(運用コスト)が低いファンドを選びましょう。
例えばeMAXIS Slimシリーズがおすすめです。
継続が大切
新NISAは長期運用が基本です。価格が下がった時も焦らず、積立を続けましょう。
運用のポイント
迷ったら両方に分散投資でもよい
全世界株式と米国株式を半分ずつ積み立てる方法もあります。
自分のリスク許容度に合わせて配分を決めましょう。
年1回はポートフォリオを見直す
投資額や評価額を確認し、必要があれば調整します。
まとめ:あなたに合った投資方法を見つけよう
全世界株式と米国株式には、それぞれ異なる魅力があります。
初心者の人は、まずは分散投資ができる全世界株式から始めるのが無難です。
一方、米国市場の成長に期待するなら、米国株式を選ぶのも良いでしょう。
新NISAを活用して、自分に合った投資方法を見つけ、長期的に資産形成を進めていきましょう。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上!
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