はじめに
保険は家計を守る重要な役割を果たしますが、選び方を間違えると、家計の負担が増える原因にもなります。
この記事では、保険の選び方と投資とのバランスについて解説します。
保険を選ぶ際のポイント
1.必要な保障を明確にする
家族構成や収入に合わせた保障を選びましょう。
2.掛け捨て型を検討しましょう
掛け捨て型保険は保険料が安く、コスパが良いです。
「貯蓄型」や、「○年ごとにお金が返ってくる」タイプは、保険料が割高になりお得ではないため、検討商品から外すことをおすすめします。
保険の営業さんの口車には、騙されないよう注意しましょう。
3.保険料は収入の10%以下
家計を、圧迫しない範囲で設定するのが鉄則です。
保険料は、高くても収入の10%以下までで検討しましょう。
ライフステージごとの具体的な保険の選び方
独身
貯蓄がない場合に限って、最低限の掛け捨て型医療保険に加入。
*日本は高額療養費制度があるので、そこが貯金でまかなえないくらいの貯蓄であれば、最低限の掛け捨て型の医療保険に加入しましょう。多少の貯蓄ができれば、独身の場合は解約して良いでしょう。
子育て世帯
生命保険で家族の生活を守りましょう。*ここで言う生命保険とは、死亡保障を指しています。被保険者が死亡した際、残された遺族が死亡保険金を受け取れる保障のことです。
お子様が成人するまでは、収入の柱となる人のみ、加入をおすすめします。
あくまでも、自分の収入で生活していた家族が、自分の死後に生活に困らなくて済むというのが、この保険の目的です。
終身型ではなく定期保険で構いません。お子様の扶養がなくなれば、解約しましょう。
もともと収入のない人(主婦・主夫など)は、亡くなった際に家族の「金銭的な負担」は変わらないため、加入する必要はありません。
また、「財産を子供に残したい」ことが目的でしたら、それは保険ではなく、投資で備えましょう。
老後
貯蓄がない場合に限って、必要最低限の医療保険を検討。
独身の場合と同じ考えで構いません。
投資とのバランス
「保険は最低限の保障」「投資は将来の資産形成」という考え方を念頭において、加入するかを検討しましょう。
バランスを取ることが重要です。
まとめ
必要な保障を見極め、保険料を最適化することで、投資に回す余剰資金を生み出したり、貯蓄に回すことができます。
保険に過剰に加入しすぎると、保険料の支払いで生活が圧迫されるだけでなく、貯蓄や資産形成にも悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的に加入内容を見直し、本当に必要な保障を最低限で加入するようにしましょう。
次回、「保険を投資代わりにしない!資産形成の効率的な方法とは?」を投稿予定です。
以上!
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