はじめに
前回はインフレについて解説しましたが、今回はデフレとの違いも合わせて解説します。
「インフレ」「デフレ」という言葉をニュースや経済記事で目にする機会が多いですが、それぞれどのような減少なのか、具体的に理解している人は少ないかもしれません。
この記事では、インフレとデフレの違いを簡単に解説し、私たちの生活や資産にどのような影響を及ぼすのかを、できるだけ分かりやすく解説します。
インフレとは
インフレ(インフレーション)とは、物価が継続的に上昇し、お金の価値が下がる減少です。
例えば、10年前に100円で買えたパンが、現在は150円になっているといった状態がインフレです。
インフレの影響
メリット
企業の売り上げや利益が増加するため、経済が活性化する。
借金の実質的な価値が軽くなる(借りたお金の価値が下がるため)。
デメリット
貯金の実質的な価値が下がる(お金の価値が目減りする)。
生活費の負担が増える(物価上昇による)。
デフレとは?
デフレ(デフレーション)とは、物価が継続的に下落し、お金の価値が上がる現象です。
例えば、100円で買える商品の量が増える、または、同じ商品が80円で買えるようになるといった状況です。
デフレの影響
メリット
生活費が抑えられる(消費者にとっては一時的な恩恵)。
貯金の実質的な価値が上がる(物価が下がるため)。
デメリット
企業の収益が減少するため、経済全体が停滞する。
雇用が悪化し失業率が上昇する可能性がある。
インフレとデフレの違い
《項目》 | 《インフレ》 | 《デフレ》 |
《物価の動き》 | ■上昇 | ■下落 |
《お金の価値》 | ■下がる | ■上がる |
《経済活動への影響》 | ■活性化するが、行き過ぎると生活が苦しくなる | ■停滞するが、行き過ぎると不況に陥る |
《消費者への影響》 | ■生活費が増える | ■物が安くなるが、失業リスクが高まる |
私たちの生活に与える影響
インフレとデフレは、私たちの家計や資産形成に大きな影響を与えます。
特に、以下の点に注意することが重要です。
収入と支出のバランス
インフレ時
給料が上がるスピードが物価上昇に追いつかない場合、生活費が圧迫されます。
デフレ時
収入が減少する可能性があるため、無駄な支出を抑える必要があります。
資産運用の必要性
インフレ時
預金だけではお金の価値が目減りするため、投資が有効です。
デフレ時
低リスク資産(国債など)での運用が適しています。
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資産を守るための対策
新NISAでの資産形成
長期投資が可能な新NISAを活用し、インフレに強い資産(株式や投資信託)を増やしましょう。
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リスク分散
ゴールド(金)や不動産、株式など、複数の資産に分散投資することで、インフレ・デフレのリスクに備えられます。
生活費の見直し
固定費削減や、無駄使いを減らすことで、どちらの状況にも対応できる家計を作りましょう。
日本通信SIMや、楽天モバイルがおすすめです。
まとめ
インフレとデフレは経済全体だけでなく、私たちの日常生活にも密接に関わる現象です。
それぞれの違いを理解し、適切な対策を取ることで、生活の質を維持しながら資産を守ることが可能です。
この記事を参考にし、今後の家計管理や資産形成に役立ててください。
新NISAや投資信託について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
【新NISAで失敗しない】初心者向けファンド選びの5つのコツ
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
以上!
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